メンタルコーチングとは?
そもそも、日常でもよく使われる「メンタル」という言葉。
「メンタルが強い」など、日本語ではよく名詞として使われていますが、
英語で ”Mental”(メンタル)は「精神の〜/心の〜」という意味の形容詞で、
名詞では、”Mentality”(メンタリティー)と言います。
意味は「心理」です。
そして、「コーチング 」。
英和辞書では、「主にスポーツの場面で行われる指導」のことを指し、
それを行う人物のことを「コーチ (Coach)」と呼ぶと書かれています。
ちなみに「指導」という言葉を、今度は国語辞典で調べてみると…
「目的に達するように、教えて導くこと」とあります。
「教える」と「導く」という2つの意味合いを含んだ言葉です。
「指導」/「指導者」を意味する英単語は他にもありますね!
「トレーナー (Trainer)」や「先生 Teacher)」,「チューター (Tutor)」
「メンター (Mentor)」などなど…
それでは、この “Coach” という単語が、もう1つ全く別の意味を持つ名詞であることはご存知でしょうか?
それは、「馬車」です。

馬車が初めて用いられたハンガリーの村の名前である “Kocs” が語源となり、
その後 “Coach” と呼ばれるようになりました。
従って、 “Coaching” (コーチング)という単語も、「馬車旅行」と言った、
人々を目的地まで連れて行く旅路という意味合いを含む言葉、ということです。
そして、心理学辞典で「コーチング」は
「コーチが、対話などのコミュニケーションによって個人の能力やパフォーマンスの成長・発達を促すこと」を指しています。
つまり、コーチングとは、トレーニングのように「鍛える」わけでもなく、
先生のように何かを「教える」でもない。
馬車が人を目的地まで運ぶように、その人が達成したい目標やゴールまで一緒に歩き、「導く」
ということになります。
これを「心」へアプローチすることで行うのが「メンタルコーチング」
そしてそれを行うのが、我々「メンタルコーチ」です。
具体的にどのようなサポートをするのか?
それでは、メンタルコーチは、
この「コーチング」を通してどのようなサポートを行うのか。
ひとことで言うと、「アスリートが目指す目標を達成するに、ふさわしいメンタルを身につけるためのサポート」です。
目標は人によって様々ですが、
仮に、「甲子園に出場すること」を目標とする野球選手がいたとします。
そんな選手に、我々メンタルコーチが次に行うことは、
「そのために必要なメンタルとは、どんなメンタルだろう?」
ということを一緒に考えることです。
皆さんは、甲子園出場を果たした選手には、どんなメンタルが備わっていると思いますか?
・自信を持っている
・ポジティブ
・プレッシャーに強い
・安定している
etc…

正解はないので皆さんが考えるメンタルで構いません。
伝えたいのは、
そのメンタルは、甲子園に出場した経験があるから得られたメンタルなのか?
ということです。
もちろん、甲子園に出場するという経験から新たに得たメンタルや、さらに強化されたメンタルもあると思います。
しかし、我々メンタルコーチは、
「甲子園に出場するにふさわしいメンタルを備えていたから、甲子園に出場できた」と考えます。
皆さんの中には「それらは甲子園に出たことで後から備わったものだ」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
もしそうだとしたら、そのメンタルを、結果を手にする前に備えられていたら、どうでしょうか?
目標達成の可能性を高めるだけでなく、想像以上の結果も期待できます。
だからこそ私は、
「結果を手にする前に、その結果にふさわしい自分になる」
ことを大切にしています。
決して簡単なことではありません。
1人では気づけない課題や可能性もありますし、時間もかかるかもしれません。
しかしだからこそ、メンタルコーチがいます。
選手一人一人の目標設定から達成、そしてその後の人生まで見据えて、
共に伴走し続けることが、メンタルコーチの役割だと考えています。
結果にふさわしいメンタルの持ち主になるには?
私たち人間は誰しも、多かれ少なかれ「思い込み(セルフイメージ)」を持っています。
それらは、これまでの経験や記憶、人との関わりの中で作られてきたものです。
メンタルコーチングでは、その思い込みを一緒に見つけ出し、目標達成の妨げになっているものがあれば解いていくサポートを行います。
例えば、私自身には、
「私は常に頑張っていなければならない」
という思い込みがありました。
もしかすると今も少し残っているかもしれません(笑)。
そのため、思うように頑張れない日があると、「自分はダメだ」と自己嫌悪に陥っていました。
すると…
頑張れない
↓
やる気がなくなる
↓
さらに頑張れなくなる
↓
頑張っている人と比べる
↓
もっと自己嫌悪になる
↓
何も進まなくなる
という負のループに入ってしまうのです。
今振り返ると、この思い込みによってかなりの時間とエネルギーを無駄にしてきたように思います。
もちろん、「無駄だった」と思うこと自体も、ひとつの思い込みかもしれませんが(笑)。
本来、人間には頑張れない時があって当然です。
自分以外の人に対してはそう思えるのに、なぜか自分には許せない。
これこそが思い込みの特徴です。
思い込みは、車で言えば「ブレーキ」のようなものです。
前に進みたいと思ってアクセルを踏んでいるのに、
「常に頑張らなければならない」というブレーキも同時に踏んでしまっている。
それでは思うように前へ進めません。
むしろ、アクセルとブレーキを同時に踏み続ければ、
いつか車は壊れてしまいます。
しかし厄介なのは、自分ではそのブレーキを踏んでいることに気づきにくいことです。
だからこそ、メンタルコーチと一緒にコーチングの中で見つけていきます。
私自身も、「これは思い込みだったのかもしれない」と気づいてから、少しずつ変わり始めました。
・そもそも自分にとって「頑張る」とは何なのか
・何をしていたら頑張っていることになるのか。
・本当に自分は頑張っていなかったのか。
そんなことを考えていくうちに、「常に頑張っている必要はない」と、自分自身にも思えるようになりました。
すると、思うように動けない日があっても必要以上に落ち込まなくなります。
落ち込まないから、その時にできることを淡々と続けられる。
何もできない日があれば、思い切って休むこともできる。
そうしているうちに、また自然と前へ進めるようになるのです。
気づけば、自分でブレーキを離せるようになっていました。
これはあくまで一例です。
しかし、このような思い込みは、きっと誰の中にもあります。
それは必ずしも大きな出来事から生まれるものではありません。
家族、友人、先生、監督やコーチから何気なく言われた言葉。
そんな日常の積み重ねによって、知らず知らずのうちに形成されていることもあります。
もちろん、思い込みがすべて悪いわけではありません。
中には、自分の背中を押し、前進する力を与えてくれる思い込みもあります。
だから、すべての思い込みをなくそうとするのではありません。
目標達成の妨げとなっている「ブレーキのような思い込み」を見つけ、それを解いていく。
これを行うことで、様々な悩みの種となってる根源を見つけ、根本的な問題の解決を目指します。

どんな選手にコーチングを受けていただきたいか
私のコーチングでは、
プロ・アマチュア、競技種目や年齢を問わず、どんな悩みや理由でも、本気でスポーツメンタルコーチを求めてくださる全てのアスリートの皆様
を対象とさせて頂いております。
ただ、コーチングの過程では、自分の弱さや欠点、これまで避けてきた課題と向き合う場面も少なくありません。
もちろん、自分自身の強みや可能性、
新たな魅力に気づく機会もたくさんあります。
しかし、良い部分だけを見つめるのではなく、ときには見たくなかった部分にも目を向けることが必要になります。
だからこそ、メンタルコーチは、そうした自分自身を安心して見せられる存在でなければならない。そう考えています。
そのために私自身も、選手の皆様に信頼していただけるメンタルコーチであり続けられるよう、日々勉強を重ねております。
スポーツメンタルコーチングに興味を持ってくださった皆様には、ぜひさまざまなコーチの考え方や人柄に触れ、ご自身が「この人なら信頼できる」と思えるコーチを見つけていただきたいと思っています。
なぜなら、コーチングにおいて、この「信頼関係」が何よりも大切な土台だからです。
皆様にとって、私自身がそのような存在になれたなら、これ以上嬉しいことはありません。
もし私のスポーツメンタルコーチングにご興味をお持ちいただけましたら、ぜひ体験コーチングからお気軽にご相談ください!